夕暮れが過ぎていく 君は暗い身体で波を受け止めている 一体どうしていたいんだい? 風を受けた葉の音 どうして椰子なんか 植えるんだろう? まがいもののワイキキビーチ どこに持っていくことも できないものがあると 僕に話したのは 君だったじゃないか まともに生きていたいんなら 海水をかぶって目を覚ませよ 物語に溺れる前に 一段と夜は近付いて 君が手を振る 悪いけど僕は帰るよ 悪いけど僕は帰るよ いつかもっと違う場所で 会えたらいいと 心では思っていたけど 言えなかった 国道を西に向かう 現在地は正確に分かっている でも迷い込んだ気分が消えない 迷い込んだ気分が消えない